2号店の市場調査、その駅ごとの利用人数についてです。
立地は失敗すると挽回が難しいこともあって、事業計画の中でも特に重要視しています。
また、1号店である武蔵小杉店が順調なのは、立地の選定がうまくいったことが大きな要因の一つと考えています。
その立地の選定で、検討するための市場データをいろいろ集めているところです。
1号店の場合、利用人数と売上ともに約7割が電車を利用しています。企画段階の予測は電車の利用者とそれ以外で半々くらいではと思っていたのですが、電車の利用者が予想より多かったのです。
ということもあって、市場データの中でも一番重要なのが駅の利用人数だと考えています。しかし、駅ごとの比較が難しいのです。
乗車人員や乗降人員の数値は運営会社が公開しているので、これを集めるのは簡単です。乗車人員は2倍すれば、ほぼ乗降人員と考えてよさそうですので比較も可能。運営会社内の駅ごとの比較も簡単。やっかいなのは、駅に複数会社(JRと東急など)が乗り入れている場合の乗り換えの人数です。
駅のポテンシャルを比較するには、私としては乗り換えの際も利用人数としてカウントしたいのですが、そうは簡単ではありません。JRは乗車人員のみで、降車人員は含めていません。ということは武蔵小杉駅の場合、JR南北線からJR横須賀線へ乗り換えした時は乗車人員にはカウントされないはずです。また、東急東横線からJR南北線に乗り換えた時は乗車人員にカウントされるはずです。
この乗り換えの場合の利用人数を、統一された基準で駅ごとに比較するのが難しいのです。
この辺を考慮したデータが販売していないかと思い、ネットを探してみました。しかし統一の基準でデータを加工して比較できるような資料は見当たりませんでした。ほとんどは、基準は違うままにして加工しないでいるようです。しかも結構なお値段。もし、資料があったとしても、かなり高額であることが想像できたので、あきらめました。
大企業などは独自の基準を設けて、駅ごとのランキングを作成しているような気がします(そのデータ、欲しい)。
2号店は私の移動の効率性から1号店からあまり遠くなく、かつ1号店の商圏とあまり重複しない程度の距離を取りたいと考えています。また、1号店より規模を大きくしたいので、駅のポテンシャルとしては武蔵小杉駅以上のポテンシャルがある駅にしたいと考えています。そうなると、検討対象の駅はそれほど多くありません。ですので、地道に公開された生データを収集して、それをいくつかの角度から検討して、判断していきたいと思っています。
そんなこんなで久しぶりにデータを収集たり、それを元に考えを巡らせていると1号店の準備を思い出します。こういう仕事は好きなので、単純に楽しいっす。
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カテゴリ:2号店準備■studio Aisya (スタジオアイシャ)
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