音楽スタジオの起業日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』
音楽スタジオの起業日記 > 経営 > 【経営日記 2020年】ふりかえり

【経営日記 2020年】ふりかえり

2020年のデータを整理出来たので、そのふりかえりをしたいと思います。

売上や稼働率の絶対値は基本的に公表していないので、分かりにくいとは思いますがご容赦下さい。増減の相対的な数値や、統計の一部などでは数値を出しているところもあります。


■目標/達成度

年間の売上:XX万円(目標達成率69%) ⇒ ×

新型コロナウイルスの影響が大きく、目標値未達となってしまいました。

また、2020年は直営2号店オープンに向けて、以下の2つの注力ポイントがありました。
1.資金調達のめどをつける ⇒ ×
2.店舗物件の決定 ⇒ ×

当初の計画では2019年に2号店をオープンを目指していたのですが、いろいろあって遅れていて、2020年には実現したいと考えていました。しかし、こちらも新型コロナウイルスの影響で、2号店の計画は中止せざるをえませんでした。



■売上の推移と傾向

新型コロナウイルスの影響が大きく、目標値の約7割という結果となってしまいました。これで3年連続の目標未達です。

直近3年の売上げの推移は次のような感じです。
2018年 対前年で約1%減少
2019年 対前年で約4%減少
2020年 対前年で約36%減少

2010年9月のオープン以来、いよいよ10周年を迎えて11年目に突入しました。2017年までは順調に右肩上がりでしたが、2017年をピークに減少傾向です。2020年も少し減少する予測ではありましたが、新型コロナウイルスの影響が大きすぎました。

1〜2月はほぼ目標値通りの売上だったのですが、3月から新型コロナウイルスの影響が売上に現れはじめ、4〜5月はほぼ休業、6月はコロナ前の半分で7〜12月は6〜7割程度という流れでした。

土日祝日は個人練習の利用が回復してきて堅調ですが、平日の回復が遅いです。また、レッスンでの利用がなかなか回復しない状態が続いています。



■客数・客単価・新規顧客数

前年と比較すると、客数・客単価ともに大きく減少しました。客単価の中身は、1回あたりの単価はほぼ横ばいで、来店頻度が大きく減少しました。まあ、そうなります。

そして新規顧客数も前年と比較して激減しました。新規顧客数が増加に転じれば、売上も徐々に回復します。今の状況下では堅調な数値だと考えていますが、増加に転じるまではかなりの時間が必要だと思っています。



■稼働率

前年と比較して約15%減少しました。休業や時短の時間は含みませんので、実際に営業した時間でもこれだけの落ち込みになります。

特に落ち込みが大きかった防音室は2.5畳アップライト、2.5畳電子ピアノ、0.8畳でした。2.5畳の方はレッスンでの利用が減少したためです。



■利用方法

利用方法として、個人練習、レッスン、リハーサルで分けて考えています。個人練習が一番多く、次いで、レッスン、リハーサルの順番なのは今までずっと変わりません。

各利用方法の比率は、前年と比較すると個人練習の比率が増加し、レッスンでの比率が減少しました。個人練習は個室で1人で利用し、飛沫感染のリスクは極めて低いためハードルが比較的低いようです。一方、レッスンでの利用はレッスンの方法にもよりますが、例えば歌のレッスンなどは飛沫感染のリスクを心配でハードルが高いと感じています。ピアノや弦楽器はマスクをして楽器を演奏できるためか、比較的堅調です。



■お客様の傾向

前年と比較すると、大きな変化はありませんでした。
少し気になる点としては、利用の男女比で、女性の比率が少し上昇しました。
また、職業の比率で学生が少し上昇しました。
他にも2018年から電車で来店している人数が減少傾向で、2020年も引き続き少しですが減少したことが特徴でした。

人数では25〜44歳がメインで約半数。男女比はだいたい6.5:3.5で女性が少し多い。

楽器の人数はピアノがダントツ。続いて、歌、サックス、フルート、アコースティックギター、クラリネット、バイオリンの順。

来店の手段は約65%が電車、残りが徒歩、自転車、バス。

住居は集合住宅が約80%。

職業は会社員が約60%、つづいて先生/プロのミュージシャン、学生、主婦。



■販促

前年と比較して、大きな変化はありませんでした。

約80%がネット経由、約10%が紹介です。ネットが多いのは広告宣伝はネットに集中しているからです。基本的にはネットを活用して無料/自前での販促に徹して、費用を抑えるようにしています。



■まとめ

オープンから順調に売上が伸びてきましたが、2017年の後半から潮目が変わってきたと感じています。例えば、新規顧客数が減少するなど、ネガティブな要素が増えてきました。そして2018年の後半にその影響が売上で表面化してきて、それ以来、売上は減少傾向です。

売上が減少傾向とは言っても、持続的な経営に問題があるようなレベルではありません。個人的な感覚としては、2017年がよすぎたと思っています。

そんな流れの中で、2020年は新型コロナウイルスの影響で売上が激減しました。準備をすすめていた2号店の計画を中断して、何とか厳しい状況を乗り越えることを優先しました。しかし不幸中の幸いというか、2号店のために蓄えていた資金があったため、倒産という最悪の事態は避けることが出来ました。また、持続化給付金など支援策のおかげもあって、ダメージは最小限で2021年を迎えています。

新型コロナの影響で特殊な状況となってしまったので、各数値の傾向を見るのはちょっと無理があるかもしれません。しかし、個人練習の利用は堅調なのに対して、レッスンの回復が遅れていることなど、分かってはいましたが今後の回復に向けての指標がより明確になりました。
また、電車で来店するお客様の比率がじわじわ減少傾向なのも気になる点です。

2020年はめったに出来ない経験をさせていただきました。この貴重な経験を今度にどれだけ活かせるかが、スタジオアイシャの未来に繋がっていきます。まずはこの2020年のふりかえりをベースに、中長期的な目標を踏まえつつ、2021年の方針を検討したいと思います。これについては、追って別の記事にする予定です。



■関連記事
【経営日記 20年1月】2020年の方針検討と役所への届け出いろいろ
【経営日記 20年2月】新型コロナウイルス
【経営日記 20年3月】新型コロナの影響:売上は対前年同月比17%減少
【経営日記 20年4月】臨時休業(4/8〜)
【経営日記 20年5月】営業再開(5/27〜)
【経営日記 20年6月】売上は対前年同月比で半減
【経営日記 20年7月】売上は対前年同月比で66%
【経営日記 20年8月】売上は対前年同月比で71%
【経営日記 20年9月】11年目
【経営日記 20年10月】売上は対前年同月比7割程度で横ばい
【経営日記 20年11月】売上はコロナ前の7割程度で横ばいが続く
【経営日記 20年12月】法人として4期目が終了



■studio Aisya (スタジオアイシャ)
https://s-aisya.com/
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。