音楽スタジオの起業日記

川崎市の音楽スタジオ(武蔵小杉駅近)『スタジオアイシャ』
音楽スタジオの起業日記

【経営日記 2021年の方針】ダメージを最小化して乗り切る

2021年の方針となるこの記事は、以下の2つの記事がベースになっています。

【経営日記 2020年】ふりかえり
【経営日記】中長期的な目標(2021年1月作成)


「【経営日記】中長期的な目標(2021年1月作成)」の記事では、中期的な目標を以下のように設定しました。

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■中期的な目標【2023〜2025年】
・直営の2号店をオープン
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これらを踏まえて検討し、2021年の方針を次のように決めました。


■売上目標

・年間の売上:XX万円(対前年比で15%増加)

様々な要因を総合的に勘案して、2020年から15%増加の目標を設定しました。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響に関する予測は極めて難しく、一つのシナリオにしかならないと考えています。これを標準の目標としつつ、状況に応じて柔軟な対応をすることが重要です。

今回の方針を検討する際は、次のようなシナリオを描きました。
・1〜4月は新型コロナウイルスの影響が大きく、コロナ前の50%〜60%程度で推移
 (最悪、1〜2ヶ月程度の休業もあり得て、その期間の売上は0)
・5月以降は売上が徐々に回復するが、コロナ前までは戻らない(11月で9割程度を想定)

2021年はコロナ前まで回復するのは難しく、本格的な回復が期待出来るのは2022年と考えています。
2021年は厳しい状況の中を、なんとか乗り切っていくことが最優先です。最悪、また休業しなければならない場合もあり、そうなれば売上は激減します。

不幸中の幸いと言いますか、計画していた2号店のために蓄えていた資金があるので、その2号店を中止したことで手元資金資にはまだ余裕があります。しかし、2023〜2025年では2号店の実現を目指したく、そのためにも資金はなるべく減らしたくないところです。

2020年は持続化給付金などの様々な支援策のおかげで、ダメージをだいぶ和らげることが出来ました。しかし、2021年は2020年ほどの支援は期待出来そうもありません。そんな状況の中で、資金も含めて様々なことでノーダメージはあり得ませんが、少しでもダメージを和らげて乗り切ることが、2021年の目標となります。



■関連記事
【経営日記 2020年】ふりかえり
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■studio Aisya (スタジオアイシャ)
https://s-aisya.com/

新型コロナ対応:緊急事態宣言 冬

緊急事態宣言が発出される可能性が高まってきた時、スタジオアイシャは神奈川県からの休業もしくは時短要請に沿った対応をする方針を決めていました。

そして緊急事態宣言が発出され、それを受けて県から要請がアナウンスされました。最初は、神奈川県知事のYouTubeでの発表を確認しました。その内容を引用して紹介させていただきます。

=== 引用ここから ===

本日、神奈川をはじめ、一都三県に対し、国は緊急事態宣言を発令しました。
これを受けて、次の事項を要請します。
県民の皆さんには、生活に必要な場合を除いて、徹底した外出自粛を要請します。
特に、20時以降の不要不急の外出は自粛していただくよう、強く要請いたします。
1月12日から2月7日までの間は、全県の全ての飲食店・カラオケ店を対象に、営業時間を20時までに短縮し、酒類の提供は19時までとしていただくよう要請いたします。(横浜、川崎の酒類を提供する飲食店・カラオケ店は、1月8日から、20時まで時短営業を前倒しします。)
要請に応じていただいたお店には協力金を支給します。応じていただけない場合は特措法第45条第2項に基づく要請等、必要な措置を行うこともあります。
このほか、遊興施設や運動・遊戯施設などに対しても同様の時短営業にご協力いただくようお願いいたします。
イベントについては、5,000人以下かつ収容率50%以内での実施を要請し、1月8日以降の新規販売分に適用いたします。
職場では、「出勤者数の7割削減」を目指し、テレワークやローテーション勤務等をお願いいたします。
緊急事態宣言が一日も早く解除されるよう、皆さんと心を一つにして乗り越えてまいりましょう。

=== 引用ここまで ===


最初この説明を聞いた時、頭の中には?マークがいっぱいでした。
まずはスタジオアイシャが休業/時短要請の対象かどうか、という点について調べました。すると「時短要請」の対象は、飲食店とカラオケ店で、音楽スタジオであるスタジオアイシャは対象外とのことです。

次に気になったのはこの説明です。

「このほか、遊興施設や運動・遊戯施設などに対しても同様の時短営業にご協力いただくようお願いいたします。」

この部分は、「要請」ではなく「働きかけ」とのことです。とても分かりにくいのですが、「要請」と「働きかけ」の違いは次の点です。
・要請:法的根拠が有って協力金が出る
・働きかけ:法的根拠が無くて協力金が出ない

「前回の緊急事態宣言のように人の接触機会を減らしたいがあまりお金は出せない。しかしそんなことは言えないので、あえてあいまいにしつつ体裁を整えました」と言っているように私には聞こえます。

音楽スタジオであるスタジオアイシャが「働きかけ」の対象かどうかは明確ではありませんでしたが、前回の休業要請では遊興施設等に分類されていたことから、対象の可能性が高いです。この「働きかけ」を受けて時短営業するか悩みました。通常の営業時間は平日は22時まで、土日祝日は21時までです。これを20時までに短縮しても、影響はそれほど大きくはありません。

しかし一方、自分なりに様々な情報を勘案して今後を予測すると、休業や時短にならなくても1〜4月の売上はコロナ前の5〜6割程度にになると考えています。もし、スタジオアイシャが休業や時短要請の対象になれば基本的には応じる予定なので、そうなればさらに売上は激減します。そして休業や時短になってしまう可能性は低くなさそうです。また、持続化給付金などの支援制度は、2020年ほどの規模は期待出来そうにありません。

そんな厳しい状況の中で、少しでもそのダメージを和らげるために通常営業をしたいというのが正直な気持ちです。もちろん、大前提として引き続き感染予防の対策を強化していくことは言うまでもありません。

他にも、いろいろなことを検討しました。ほとんど1部屋で1人の利用、最大でも2人の利用に制限しているスタジオアイシャではクラスターが発生する可能性も、感染のリスクもあまり高くないと考えられます。迷惑をかけしてしまうかもしれないお客様の顔も浮かびます。

などなど悩みましたが、いずれにせよスタジオアイシャは時短要請の対象ではありませんので、当初の方針通り通常営業をするという決断をしました。もし今後、休業もしくは時短要請の対象になれば、基本的には応じる方針であることも変わりはありません。正直なところ、この決断が正しいかどうかの自信はありません。しかし少なくとも、自分では納得した決断です。

他の観点からも、今回の緊急事態宣言にともなったメッセージは一貫性に欠けていてあいまいで、とても分かりにくいです。言いたいことが多すぎて書き出すときりがないのですが、何と言えばいいのか、とても失望しています。そんな状況の中で悩ましいことが多いですが、とにもかくにも冷静に現状と向き合って、今後に何をすべきかを考え、優先順位をつけて実行していくことだと、自分に言い聞かせている日々です。




■関連情報
【カテゴリ】新型コロナ
緊急事態宣言に伴う対応について:1/8(金)〜2/7(日)

■studio Aisya (スタジオアイシャ)
s-aisya.com



【経営日記】中長期的な目標(2021年1月作成)

まずは、中長期的な方針のベースとなる理念を紹介させていただきます。

「理念」の記事

この理念を基に2012年の1月に中長期的な目標を最初に設定して、2015年の1月と2017年の1月に見直しました。そして今回、2021年1月に再度修正しました。

大きな方向性に変わりはありません。しかし、新型コロナウイルスの影響などで事情が変わってしまったために、今回はそれを反映してみました。


■長期的な目標【2030年ごろ】
・目指す姿の実現
スタジオアイシャのような場、つまりアコースティック楽器の個人練習/少人数向のサービスを提供する場が日本国内に10拠点あることを目指す。
方法は直営店に限らず、チェーンでも、スタジオアイシャを参考にしたスタジオでも、どんな方法でもOK。
結果的に楽器演奏人口の増加に貢献したい。

■中期的な目標【2023〜2025年】
・直営の2号店をオープン


中期的な目標は直営2号店のオープンに絞りました。当面は新型コロナウイルスの影響で厳しくなっている環境の中、なんとか切り抜けていくことが最優先です。しかし何とかして、時間がかかったとしても2号店を実現したいです。

課題は山積みですが、少しづつ解決していきたいと思います。それを積み重ねることで、中長期的な目標に近づけるはずです。



■関連記事
【経営日記】中長期的な目標(2012年1月作成)
【経営日記】中長期的な目標(2015年1月作成)
【経営日記】中長期的な目標(2017年1月作成)



■studio Aisya (スタジオアイシャ)
http://s-aisya.com/