音楽スタジオの起業日記

studio Aisya(スタジオアイシャ)
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法人成り7−会計3 法人 資産の購入

個人事業の資産を法人に引き継ぐ際の、法人側の処理です。法人としては、個人事業から資産を購入するという立場です。

まずは固定資産です。弥生会計で、次のような処理をしました。

法人設立日:2017年1月4日
1.固定資産の登録
個人事業で売却した固定資産を対象に、法人で固定資産の登録をしました。
具体的な作業内容は次の情報を参考にしました。
弥生会計 固定資産管理の流れ
取得年月日:2017年1月4日
取得価額:個人事業で売却した簿価
耐用年数:中古の資産として、次のURLを参照して計算
弥生会計 中古資産にかかる耐用年数について

2.仕訳作成(簿価で購入した場合の仕訳を手動で作成)
借方:固定資産(付属設備など) ****円 /貸方:現金 ****円

固定資産以外でも、個人事業で売却した資産を購入します。
スタジオアイシャの場合、次の勘定科目についても購入しました。
・差入保証金(店舗の保証金)
・長期前払費用(店舗の更新料など)
・立替金(雇用保険など)

例えば差入保証金の場合、次のように仕訳を作成しました。
借方:差入保証金 ****円/現金 ****円

この資産を購入する会計処理をする時に、失敗に気付きました。それは資本金の設定、言い換えると最初に会社に準備しておく現金(預金)です。固定資産の簿価を踏まえて準備をしていたのですが、店舗の保証金の考慮が漏れていました。店舗の保証金は額が大きかったので、資本金だけでまかなえず、役員借入金(私からの借り入れ)で処理せざるをえませんでした。この状況では、2017年のBSに役員借入金が残ってしまう見込みです。スタジオアイシャの場合、2号店を視野を実現するための資金調達を視野に入れています。その際、役員借入金がBSに残るのはあまり好ましくなくありません(もちろん、問題はありませんが)。資本金でカバーできた方がベターでした。

ということでなかなかの手間でしたが、資産の引き継ぎはこんな感じで会計処理をしました。

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スタジオアイシャ合同会社を設立して法人化しました
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法人成り6−会計2 個人 資産の売却

スタジオアイシャの場合、会計で一番大変だったのは、個人事業の資産を法人に引き継ぐことでした。ということで、その資産の引き継ぎについての話です。今回は個人事業側からの、資産の売却について。

まずは固定資産についてです。いろいろ方法はありますが、多くの場合は個人事業の固定資産を簿価で法人に売却する方法です。スタジオアイシャの場合も、その方法を取りました。

その時に心配だったのが、売却するとに対して所得税がかかるのではないかということでした。でも調べたり税務署に確認したところ、簿価で売却した場合、売却益が発生しないので所得税はかからないとのことでした。

弥生会計で、次の手順で固定資産の売却処理をしました。
個人事業の廃業日:2016年12月31日
1.固定資産一覧で仕訳書出し(2016年の減価償却費の仕訳作成)
2.固定資産一覧に登録されている資産を売却処理
  減少年月日(廃棄/売却した日):2016/12/31
  減少事由:売却
3.仕訳作成(簿価で売却した場合の仕訳を手動で作成)
  簿価=期末帳簿価額(減価償却費を差し引いた額)=600,000円 の例
  借方:事業主貸 600,000円/貸方:固定資産(付属設備など)600,000円

なお固定資産以外でも、売却が必要な場合があります。
スタジオアイシャの場合、次の勘定科目についても売却しました。
・差入保証金(店舗の保証金)
・長期前払費用(店舗の更新料など)
・立替金(雇用保険など)

例えば差入保証金の場合、次のように仕訳を作成しました。
借方:事業主貸 ****円/貸方:差入保証金 ****円

個人事業で固定資産の売却処理をしたら、今度は法人側で購入する処理が必要です。それについてはまた次回。

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法人成り5−会計1 基本的な考え方

今回からは、数回に渡って会計の視点からのトピックです。

基本的な考え方としては、個人事業を廃業して、法人を設立することになります。個人事業と法人は別人格、別の組織であるということが前提です。

会計については、弥生会計というソフトで管理しています。このソフトでは事業所データという単位で、データを作成します。まず、この事業所データを法人用として新しく作成する必要があります。法人成りして会計を引き継ぐには、しばらくの間は個人事業と法人のそれぞれの事業所データを切り替えながら、作業をすることになります。

なおスタジオアイシャの場合、次のような日付で法人成りしています。
・個人事業の廃業日:2016年12月31日
・法人の設立日:2017年1月4日
・法人の期末:12月31日
個人事業の期末が廃業日と同じなので、少し特殊なケースかもしれません。そうでない場合は、個人事業の最後の確定申告で、減価償却費の月数分を費用にするなど、さらに考慮が必要になります。そういった手間を省きたかったことも、このようなスケジュールにした目的の1つです。

これらを基本に、法人成りに伴った会計処理をしました。スタジオアイシャでは基本的に税理士にお願いしないで、私が会計をしています。悪戦苦闘しつつもなんとかなりましたので、そのあたりの話を次回以降のトピックに書かせていただく予定です。


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