音楽スタジオの起業日記

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資金調達1 融資の申請準備

どの本を読んでもどのセミナーに行っても、資金調達は大変だとのこと。
もちろん、普段の生活ではお目にかからないような大金を借りるのは簡単な
ことではないと頭では理解できるのですが、正直なところピンときません。

いつか起業したいと思っていたのでコツコツ貯金していたのですが、
それでも全部自己資本でまかなうことは不可能です。店舗を借りて、設備を
整えてとなると、かなりの開業資金が必要になります。ということで、
融資を受けるための対策を立てる必要がありました。

融資については、セミナーなどで学ばせていただきました。
融資の申請では以下のポイントが重要なのかなと感じました。
基本的には無保証人、無担保で申請することを想定しています。

・自己資本の比率を高める
・同じ業態・業界の経験
・万が一撤退する場合でも、借り入れ金額を返せる人物だと思ってもらう
・収益の妥当性(市場データや類似サービスとのベンチマーキング)


私の場合、同じ業態・業界の経験がないので、これが最大のネックです。
もちろん、今までの経験を活かせるというアピールはするつもりですが、
限界があります。他の部分で十分対策を打つ必要があると考えていました。

まずは自己資本を50%を目安に、資金の計画を組みました。借入の返済に
ついてや、収益の妥当性についても可能な限り説得できる資料を用意しました。

セミナーなどで何人かの先生に計画を見てもらい「融資は大丈夫だと
思いますか」と相談すると5人中5人は大丈夫ではとの返答。

その言葉を鵜呑みにして、まあ融資は大丈夫かなと思っていました。
でも、世の中そんなに甘くないわけです。


資金調達2 融資の申請

資金調達1で書かせていただいた準備を整え、ゴールデンウィークに入る前に、
新規の創業でよく利用される金融機関に融資の申し込みをしました。
その日は簡単な申し込み用紙を提出して終了。後日、担当者との面接の
連絡がありました。そして、ゴールデンウィーク明けに担当者との面接に
のぞみました。

まずは事業の概要と資金計画を説明すると、担当者の方は以下の点が気に
なっている様子です。

1.あまりない業態だけれど、利益は大丈夫?
2.同じような会社はないの?
3.店舗を経営するのは初めてなの?

ほぼ想定していた質問です。準備していた資料で説明しました。1と2に
ついてはある程度納得いただいた反応はあったのですが、3については渋い顔。
私は店舗を運営するのも、同じ業態・業界の経験もありません。
その事実は変えようがないので、今までの経験で活かせることについて説明しました。

すると担当者は「この融資の制度は、基本的に今までの経験を生かした事業に
融資する制度なのです。投資ではなく融資なので。」というニュアンスの反応
でした。

この点をつかれて弱いのは分かっていたので、他の部分でなんとか納得いただけ
るよう説明しましたが、担当者の方には響かない様子。ここまで
同じ業態・業界の経験を重視するとは思っていませんでした。甘かった。

「変えられない過去じゃなくて、事業計画で未来の話をしよー」という
声に出せない心の叫びを上げながら、表面上は冷静に、なるべく理論的に
事業の妥当性を説明したのでした。

会社員時代にはよくあったのですが、気合がカラカラと空回りする感覚を久々に
味わってしまいました。

金融機関で検討し、最短で2週間、5月いっぱいを目処に回答をいただける
とのこと。融資がおりなかった時のオプションも考えてはいましたが、
つめていく必要がありそうです。


資金調達3 融資を申請した結果

ダメでした。

今日帰宅したら薄い封筒が届いてまして、中を開けると残念な結果が
書いてありました。とほほ。

担当者の方と電話で話した感じでは、原因は以下の2つかなと思っています。


1.私の経験を直接活かした事業ではないこと
  (店舗も音楽スタジオも初めて)

2.類似する業態が少なく売上予測が難しいこと
   それもあって、売上げ予測の説得性がなかったこと


1は面接の時から担当者の方に言われていたのですが、1と2の合わせ技だった
ことが大きいのかなと思っています。2については、自分としては市場調査などから
大丈夫と判断したのでGOしたわけですが、他人を説得するのは別物でした。
2の根拠となるデータなどは提示しているのですが、1のように私の経験が
ないゆえに説得力が欠けていたようです。恐らく金融機関にも売上の予測が
難しかったのだと思います。

来週、別の金融機関に融資の相談をするつもりですが、上記の原因も含めて
対策を考えないといけません。金融機関は別でもそれほど大きな違いはないかと
思われ、同じ内容の申請で融資が通る可能性は低いと考えています。

1も2も根本的な解決をしようとすると、企画から変更しなくてはなりません。
それは本意ではありませんので、どこかに突破口を見つけたいと思っています。