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【経営日記 2019年】ふりかえり

2019年のデータを整理出来たので、その2019年のふりかえりをしたいと思います。

売上や稼働率の絶対値は基本的に公表していないので、分かりにくいとは思いますがご容赦下さい。増減の相対的な数値や、統計の一部などでは数値を出しているところもあります。


■目標/達成度

年間の売上:XX万円(目標達成率99%) ⇒ △

売上は目標値にわずかに届かず、未達となってしまいました。

また、2019年は直営2号店オープンに向けて、以下の3つの注力ポイントがありました。
1.事業計画作成 ⇒ 〇
2.資金調達 ⇒ ×
3.店舗の決定(場所と物件) ⇒ ×

1については目標達成できました。市場調査を踏まえた出店候補の駅と設備の概要、それらに必要な開店費用、売上と経費の予測など、青写真を描くところまでは出来ました。

2と3については未着手で、大幅に予定が遅れてしまっています。


■売上の推移と傾向

昨年に引き続き、2年連続で目標未達になってしまいました。目標達成率は99%なので、まあそれほど問題はないかなと思っています。
月間での目標未達は7ヵ月ありました。ただ、大幅な未達は4月のみで、それ以外はわずかに届かず、という感じでした。
目標自体が昨年の実績より3%減少の売上を設定していて、良いのか悪いのか、ほぼその読み通りの減少傾向になっています。

直近3年の売上げの推移は次のような感じです。
2017年 対前年で約4%増加
2018年 対前年で約1%減少
2019年 対前年で約4%減少
2010年9月のオープン以来、いよいよ10年目を迎えました。2017年までは順調に右肩上がりでしたが、2017年をピークに減少傾向です。

2016年まではだいたい7月〜10月の売上が高くなる傾向がありました。2017年からその流れが少し変わって来て、2019年は7月がピークでしたが、月によって売上の上下が少ないことが特徴でした。

2016年まではゴールデンウィークやお盆休み、3連休などでもご利用が多かったのですが、2017年からは少なくなる傾向が見られ、2019年も引き続き同様な傾向が見られました。


■客数・客単価・新規顧客数

前年と比較すると、少しですが客数が増加して、客単価が減少しました。客単価の中身は、1回あたりの単価はほぼ横ばいで、来店頻度が減少しました。客単価の来店頻度が減少したというのが、2019年の売上減少と目標未達の一因です。

そして新規顧客数は前年と比較してほんの少しですが増加しました。2014年から2016年は新規顧客が非常に多くて2017年から減少傾向でしたが、こちらは一応下げ止まっているのはうれしい点です。


■稼働率

前年と比較して約2%減少しました。2017年の8月から隔週で月曜夜の営業を開始しましたが、あまり稼働率が上がっていない状況です。他も全体的に稼働率が減少の傾向でした。

防音室ごとの比率は前年と比較してそれほど大きな変化はありませんでした。あえて言えば0.8畳と2.0畳アップライトの防音室で減少率が少し高い傾向がありました。ピアノのある防音室(2.0畳/2.5畳)がピアノのない防音室(0.8/1.2/1.5畳)より稼働率が高い状況が続いています。

2017年8月からアップライトピアノの2室の防音室を値上げしました。この防音室は2016年と比較すると徐々に稼働率は下がっています。値上だけが原因とは思っていませんが、多少の影響はあったと考えています。


■利用方法

利用方法として、個人練習、レッスン、リハーサルで分けて考えています。個人練習が一番多く、次いで、レッスン、リハーサルの順番なのは今までずっと変わりません。各利用方法の比率も、前年とほぼ同様の傾向です。


■お客様の傾向

前年と比較すると、電車で来店している人が減少したことが特徴でした。
それ以外は、大きな変化はありませんでした。

人数では25〜40歳がメインで約半数。男女比はだいたい6:4で女性が少し多い。

楽器の人数はピアノがダントツ。続いて、歌、サックス、フルート、アコースティックギター、クラリネット、バイオリンの順。

来店の手段は約65%が電車、残りが徒歩、自転車、バス。

住居は集合住宅が約80%。

職業は会社員が約60%、つづいて先生/プロのミュージシャン、主婦、学生。


■販促

前年と比較して、大きな変化はありませんでした。

約80%がネット経由、約10%が紹介です。ネットが多いのは広告宣伝はネットに集中しているからです。基本的にはネットを活用して無料/自前での販促に徹して、費用を抑えるようにしています。


■まとめ

オープンから順調に売上が伸びてきましたが、2017年の後半から潮目が変わってきたと感じています。例えば、新規顧客数が減少するなど、ネガティブな要素が増えてきました。そして2018年の後半にその影響が売上で表面化してきて、それ以来、売上は減少傾向です。

売上が減少傾向とは言っても、持続的な経営に問題があるようなレベルではありません。個人的な感覚としては、2017年がよすぎたと思っています。もう少し売上が下がったとしても、まだまだ問題ないレベルです。

そうした流れの中で、前年に対して売上が減少した要因は、客単価の来店頻度が減少したことです。一方、前年に対して変化した点としては、電車で来店するお客様が減少したことが目立ちます。電車で来店するお客様の売上の減少分は、売上全体の減少分を超えています。

これらの数値から推測できることとして、スタジオアイシャを参考にいただいた音楽スタジオなど、一部競合するサービスが周辺に増えてきている影響が出てきていると考えています。お客様にとっては選択肢が増え、その時の状況によって便利なところを利用するので、来店頻度の減少につながっている可能性があります。

誤解がないように説明させていただきたいのですが、スタジオアイシャのような場所が増えてきていること自体はとてもうれしいことです。スタジオアイシャを立ち上げた大きな目的の一つですし、そのためにブログなどで情報発信をしてきました。
しかし正直言うと、武蔵小杉周辺は許してほしいという勝手な気持ちもあります。もちろんそんなコントロールが無理なのは分かっていたことで、影響を受けることも覚悟していたことです。それよりはスタジオアイシャのような場所が増える方がはるかに重要だと思っています。

このように環境が変化して売上が減少する中、大切なことはその現実と向き合って、出来ることを冷静に見極めて対応していくことだと、自分に言い聞かせています。いろいろ対策を検討中ですが、根本的な対策は直営2号店をオープンしてスケールメリットを出すことだ考えています。しかしこの2号店、2019年にオープンを目指して準備を進めていましたが、大幅に遅れてしまっています。

当たり前なのですが、いい時もあれば悪い時もあります。オープン以来、ほぼ順調にきていましたが、いよいよそうはいかなくなってきました。そんな時だからこそ、私の舵取りが試されるわけで、身が引き締まる思いです。

この2019年のふりかえりをベースに、中長期的な目標を踏まえつつ、2020年の方針を検討したいと思います。
これについては、追って別の記事にする予定です。



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