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法人成り10−節税

法人成りした目的の一つに節税があります。ありがたいことに、税金が払える利益があるわけで、節税なんて贅沢な話です。とは言え、2号店を実現するために、税金よりもなるべく2号店の資金に回したいというのが正直な気持ちです。

そもそも、個人と法人で節税の考え方が異なってきます。個人では、単純に私個人の支払う税金を少なくするための節税ですが、法人の場合は、私個人の税金と法人の税金の総額で節税を考える必要があります。

節税については、いろいろな本やネットで情報を集めることが可能です。私のケースでは、特に節税効果が高いと思っているのは給与控除と社宅です。


1.給与控除

会社や個人事業ですと、基本的には実際に使った(発生した)ものしか経費にすることが出来ません。一方、給与からは使っていなくても無条件に一定の経費を計上できます。その一定の経費が給与控除です。会社員でもスーツや飲食など、ある程度の経費がかかる訳で、その手当としての制度になっています。なお、給与が多いほど給与控除は多くなります。ザックリな説明ですが、これらの仕組みから、ある程度の会社の利益までは、私個人の給与(役員報酬)で受け取って会社の利益を少なくした方が、節税効果は高くなります。ちなみに利益が増えると、話は複雑になってきます。私が調べた範囲では利益が年間1,200万円くらいが目安なようで、その心配はなさそうです。

そうなると、実務上難しいのは私個人の給与、役員報酬の設定です。役員報酬は、一度決めたらその年度では基本的に変更が難しい仕組みになっています(不可能ではないのですが)。基本的には赤字にならない範囲で利益の分を役員報酬として設定すれば節税効果が高くなるはずです。一方、法人化した別の目的に2号店の資金調達があります。ということもあって、赤字決算にはしたくありません。

これらを踏まえると、ポイントは利益の予測、言い換えれば売上と経費の予測になってきます。売上は今までの6年間の実績があるので、ある程度可能です。一方、経費は法人としての経費が個人事業とは違う点も多く、これが難しい。私の場合、利益を予測して役員報酬を設定した後、経費の予測で漏れがることが分かりました。具体的には、社宅の経費(この後に説明があります)の見込が漏れていたのです。これによって赤字決算になってしまう恐れが出てきました。

ということで実際の運用では難しい面もありますが、給与控除は個人事業では得られない法人のメリットだと思います。


2.社宅

自分が賃貸で借りている家賃の一部を社宅として経費にすることが出来ます。ただし、法人の名義で契約することが条件です。
いろいろな方法があり、本やネットなどで調べることが出来ますが、私の場合はこんな感じでした。

(1)賃貸契約で現在住んでいる契約を個人から法人に変更
管理会社に相談したところ、可能とのことだったので、契約を個人から法人に変更しました。その際、事務手数料がそれなりに必要でしたが、当面引っ越す予定もないことから節税のメリットの方が大きいと考えました。

(2)自己負担分の家賃の計算
この計算がややこしい。賃貸の小さい部屋に住んでいる私の場合は、計算式は次の通りになります。

次の@ABの合計額(一般的に家賃の50%より低くなるはずです)
@(その年度の建物の固定資産税の課税標準額)×0.2%
A12円×(その建物の総床面積(平方メートル)/3.3平方メートル)
B(その年度の敷地の固定資産税の課税標準額)×0.22%
※部屋単位の固定資産税の課税標準額がないので、面積で案分

固定資産税の課税標準額や総床面積が計算に対して必要な情報ですが、土地・建物の評価証明書に記載されています。土地・建物の評価証明書は、オーナーでなくても物件を借りている人であれば役所で入手可能です。私の場合は、契約書と個人の身分証明書を提示して入手出来ました。自分の部屋の面積は契約書で確認出来ます。

この辺の計算については、次のURLの記事が参考になると思います。
m630.net「賃貸の社宅も、正確に社宅家賃を計算すると節税につながるらしい」

実際に計算してみると自己負担分が約2割、家賃の約8割を経費として計上することが出来ます。これは節税効果としては大きいと思います。


ということで、法人のメリットを最大限生かして節税を工夫していきたいと思っています。節税も、私にとっては莫大な資金が必要な2号店を実現するためには、大切な手段だと考えています。


■関連情報
スタジオアイシャ合同会社を設立して法人化しました
カテゴリ「法人成り」

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http://s-aisya.com/


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