音楽スタジオの起業日記

studio Aisya(スタジオアイシャ)
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法人成り4−法人設立後の手続き(個人事業廃業と法人の設立届けなど)

今回は、法人(合同会社)設立後の手続きについて書かせていただきます。

まず、手続きについて基本的な考え方を再度、書かせていただきます。

1.法人設立関連(設立届、定款、謄本、印鑑カードなど)⇒ 法人設立@法務局
2.税関連(個人事業の廃業等届出書、法人設立届書など)⇒ 個人事業廃業+法人設立@税務署
3.労働保険(労災保険、雇用保険)⇒ 事業所の名称変更@労働基準監督署とハローワーク
4.社会保険(健康保険、厚生年金など)⇒ 適用事業所@年金事務所

法人を設立した後も、手続きはたくさんあります。上記では1の会社設立後となる印鑑カードの申請と、2〜4が対象です。

事業所の場所によっては、県税事務所と市区町村にも法人設立の届け出をしなければならないようです。川崎市の場合、税務署に届け出すれば、他の場所に回してくれるとのこと、これだけでも助かりました。
http://www.city.kawasaki.jp/230/page/0000038264.html

税務署での手続き以外は、それほど難しくありませんでした。ので、この記事では、上記2にあたる税務署の手続きについて書かせていただきます。

税務署に提出した書類は次の通りです。
・個人事業廃業
 −個人事業の廃業等届出書
 −消費税の事業廃止届出書
・法人設立
 −法人設立届書 (国税)
   添付書類:定款コピー、履歴事項全部説明書、社員の名簿、設立時の貸借対照表
 −青色申告の承認申請書
 −給与支払事務所等の開設届出書
 −源泉所得税の納期の特例の承認
 −減価償却資産の償却方法の届出書

なお、本やネットなどでは個人事業の「所得税の青色申告の取りやめ届出書」が必要と説明されているケースが多いですが、税務署に確認したところ、スタジオアイシャの場合は必要ないとのことでした。

この税務署での手続きにも利用したのが、前の記事で紹介した次のサービスです。
ひとりでできるもん
 

このサービスは、法人設立後の手続きもフォローしています。会社設立まではとても便利だったのですが、「設立後の税務署届出書類作成サービス」がやっかいでした。この書類作成サービスは、税務の専門家が書類作成を代行することをうたったもの。基本的には1人で手続きをしていたのですが、無料キャンペーン中ということで、このサービスを利用することにしました。

ただこのサービス、申し込んでから徐々に分かってきたのですが、実態としては税理士を紹介することが目的のようなのです。最初に、会計に関しては税理士に将来的にお願いするかもしれないが、当面は自身で行う予定であることを伝えたのですが、どうも話が嚙み合いません。こちらとしては無料で書類を作成してほしい一方、サービスを提供する事業者は税理士を紹介したいということが背景にはあったかと思います。その後いろいろあったのですが、結果的にはサービスをキャンセルさせていただくことになりました。私としては「税理士を紹介する前提で提供する無料サービス」ということを明記していただければなあと。逆に言えば、税理士に仕事をお願いすることを検討している方には、いいサービスだと思います。

結局、税務署への書類も自分で調べて作成することにしました。その中で、特に参考にさせていただいたのは次の本です。

・図解いちばんやさしく丁寧に書いたLLC(合同会社)設立・運営の本


・個人事業主・フリーランスのための得する!法人成り


これらの本を基本に、ネットで情報を補完して書類を作成しました。まあしかし、何回も屋号(法人名)、店の住所、代表の名前、代表の住所、マイナンバーを書かなければなりません。これらの情報を共通のヘッダーにするなど、申請書をもう少し工夫してほしいところです。もしくは必要なパラメーターを設定すれば、必要書類を作ってくれるサービスがあればありがたいところです。

上の方で紹介させていただいた「ひとりでできるもん」は、会社設立までの書類は正にそのような感じで、とても便利でした。設立後の書類も、同様に作成できればありがたかったところです。私が見つけられなかっただけで、他でそういったサービスがあるかもしれません。

ということで、法人成りの各種手続きは、少し大変ですが自分でこなすことも十分可能です。もちろん、状況によっては手続きの代行をアウトソーシングする方がいいケースもあるかと思います。


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スタジオアイシャ合同会社を設立して法人化しました
カテゴリ「法人成り」

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【経営日記 17年2月】法人成りに伴った会計に苦戦中

オープンから6年と5カ月半が過ぎました。2月も目標値をクリアすることが出来て、引き続き好調です。

さて、そんな2月の主なトピックは、
・売上目標は達成(対前月でほぼ横ばい)
・客数は対前月で少し減少
・客単価は対前月で少し増加
 (来店頻度が少し増加して、1回あたりの単価がほぼ横ばい)
・新規顧客数は少し減少
・稼働率は対前月でほぼ横ばい
 (防音室別の比率はほぼ同様)
・利用目的別の比率はほほ同様
・アルバイトスタッフの研修継続
・法人成りに伴った会計いろいろ
・お客様が利用するノートPC交換
・腰を軽く痛めてしまった

といったところです。


売上は前月とほぼ同じでした。営業日数も同じなのでしたので、横ばい状態が続いています。目標値もクリア出来て、引き続き好調です。

売上の中身を見てみると、客数が少し減って来店頻度が少し増えています。3月はご利用の多い会社員のお客様が忙しい時期でもあり、客数に影響しているのかなと見ています。いずれにせよ、問題ない範囲です。

稼働率や利用目的別は、対前月でほとんど変化はありませんでした。

新規顧客数が前月に引き続き少し減少しましたが、まだまだ高いレベルだと考えています。

アルバイトスタッフの研修は順調で、研修中の2人のスタッフも、基本的な仕事は問題ないところまで来ています。

そして、法人成りに伴った会計について、もろもろ作業中です。個人事業としては最後になる確定申告をする必要があります。また、法人としての会計をはじめています。ちなみに、会計は税理士さんに依頼しないで、私自身でしています。はじめての経験ということもあり、時間がかかってしまいます。

会計上では、個人事業を廃業して法人を設立することになります。そして個人事業と法人はまったく別の人格、組織と考えます。これに伴って、固定資産を個人から法人に簿価で売却したいりする処理があります。他にも個人事業を廃業後の確定申告では、いろいろ注意が必要です。そんなことを確認しつつ、準備をすすめています。

同時に、法人としての会計もはじめています。この機会に会計の効率化をしたいと思い、いろいろ勉強中です。個人事業と法人では会計の手続きが少し変わります。例えば、個人事業でよく使っていた勘定科目、事業主貸や事業主仮が法人では存在しません。ではどうするのか、少しでも効率的な方法を試行錯誤中です。

この法人化の関連については、カテゴリを別にして少しづつ記事にしたいと思っています。
カテゴリ「法人成り」

そんなこんなでバタバタしている時に、ノートPCから異音がして動作がおかしくなってしまいました。このノートPCはお客様がネット予約や会員の仮登録をする時に利用してもらっています。OSがVistaだったので、サポートが終了するまでには変える予定ではあったのですが、しんどいタイミングで壊れてしましました。そのため、新しいノートPCを準備したりしていました。

不思議と不幸は重なる物で、腰を軽く痛めてしまいました。仕事にあまり支障のないレベルではあったのですが、精神的にかなりショックでした。こんな事がないよう、日ごろからストレッチや筋トレをしていたにも関わらず、情けない話です。最重要と考えている健康管理についても、見直したいと思っています。

そんなこんなで、確定申告が終わるまではかなりバタバタしそうです。これを乗り切ったら、少し遅めの正月休みというか、少しのんびりしたいと企てています。行きたいライブもいくつかあるので、それを楽しみにしつつがんばりますです。



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【経営日記 2016年】ふりかえり
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【経営日記 2017年の方針】直営2号店を実現するための現店舗の体制強化

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タグ:法人成り


法人成り3−法人設立まで(定款作成など)

個人事業を法人化するには、煩雑な手続きが必要です。
そんなこともあって、専門家などに代行してもらうことが多いようです。

私の場合は、ほとんど1人で手続きをしました。
理由はコストを下げたかったのと、めったにない機会なので、経験してみたいという好奇心でした。

まず、手続きの基本的な考え方について。
もちろん、個人事業や法人の種類・内容、場所によって違いがありますが、スタジオアイシャの場合はザックリこんな感じということで紹介させていただきます。
手続きによって、考え方が「個人事業廃止+法人設立」だったり、「事業所の名前を変更」するだけでよかったりと、微妙に違うのがポイントです。
そのポイントを押さえて手続きするだけでも、混乱は少なくなります。

1.法人設立関連(設立届、定款、謄本、印鑑カードなど)⇒ 法人設立@法務局
2.税関連(個人事業の廃業等届出書、法人設立届書など)⇒ 個人事業廃業+法人設立@税務署
3.労働保険(労災保険、雇用保険)⇒ 事業所の名称変更@労働基準監督署とハローワーク
4.社会保険(健康保険、厚生年金など)⇒ 適用事業所@年金事務所

そんなこんなで手続きはいろいろありますが、この記事では上記1の中の、法人設立までについて書かせていただきます。

1人で手続きをすると決めたとは言え、少しでも効率のいい方法はないかと考えました。
本を読んだりネットを調べたりして検討した結果、次のサービスを利用しました。

ひとりでできるもん

このサービスは法人設立までの手続きがワークフローになっていて、そのフローに従って情報を入力したり、手続きをすることで会社の設立が出来るネットサービスです。
会社設立までの手続きで難しいのは定款の作成だと思いますが、このサービスを利用することでかなり楽に電子定款を作成することが出来ました。ただ、目的の項目についてはネットで事例を調べて、将来的になるべく変更をしなくてもいいよう工夫をしました。
定款以外の手続きも時系列ですべきことが明確ですし、スムーズに会社を設立することが出来ました。
スタジオアイシャのように事業が多角化されていなくて、定款が定型的な内容で問題ない業態であれば、オススメできるサービスです。同じようなサービスは他にもいくつかあるようです。

ただこのサービス、会社設立後の手続きもフォローしているのですが、これはとても扱いにくいものでした。
会社設立後の手続きについては、追って記事にさせていただく予定です。


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